はやりもの

世界の中心で愛を叫んだけもの/ハーラン・エリスン/ハヤカワ文庫/ISBN:4150103305
巻頭の解説で一度挫折していたのだが、北に行くとき荷物に忍ばせておいて飛行機内で解説部をクリアして先に進んだ。
本書は愛について書かれた本であるといって、お友達に勧めると名声が3上がって徳が3減少するだろう。
愛という言葉が出る作品は総じて面白かった。こういっている自分も徳が3減少だな。

XNAで映画に打ち勝つ

Microsoft set to offer XNA technology to consumer electronics rivals (/.)
Microsoft担当者へのインタビュー記事。
XNAの最終目標はゲーム業界のVHS。今のWindowsと同じ考え方だ。
どのハードでも同じソフトが動く。性能が十分であれば、それこそ携帯電話から据え置き型のゲーム機のどれでも同じゲームを遊べる。ハードが更新されてもソフトウェア資産はそのまま継承できるし、開発側も全く始めから新しいハードに対応する必要は無くなる。効率のよいソフト開発でゲームは最終的に映画に匹敵する娯楽産業になる。
ゲームを買う側としては面白いゲームで遊べればいい訳で、技術的なところを気にするのは一部のマニアだけな訳だ。ハードで商売をしているところ以外に困るところはなさそうだ。
日本的な内部仕様を隠して身内を優遇して成長する仕組みと、アメリカソフト業界的な身銭を切ってオープンスタンダードを確立して市場を支配する仕組みの対決になるのだろうか。そう単純なもんでもないんだろうが、日本のゲームハード屋は誰もやってこなかったことであるのは事実だな。
Microsoft's Real Plan For XNA Gaming Domination? (Eurogamer)

MMORPGの課金体系

マビノギの韓国の課金形態について (mabinogi(on))
最近のMMORPGでは月額課金よりも追加サービスでお金をとる方向になって来ているようだ。ユーザーからすると選択肢が増えて嬉しい分けだが実装の手間は増えるよな。
開発陣頑張れと影ながら応援してみる。ついでに自分も応援しておく。

マビノギ本番

韓国正式サービスは6月22日から (mabinogi(on))
ついに韓国で開始されるようだ。あと一月というところか。
その後日本にくるとなると秋のゲームショウ当たりになんかあるだろうかと気長に待ってみる。

受容

失踪HOLIDAY/乙一/角川スニーカー文庫/ISBN:4044253013
どちらの話も社会の問題として改善されるべきな状況を出しておきながらしかしそれらを何とかしようと声高に糾弾したりすることはまったくない。
個人としてその状況にどう向き合うかということはとても綺麗に見えるのだな。
せつないが次の一歩を踏み出す。あきらめるのではなく受け容れる。

逃げないで立ち向かう

マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気/冲方 丁/ハヤカワ文庫JA/ISBN:415030730X
逃げないで立ち向かうという物語にはかなり鼻につく臭さがあったりするが、しかしその臭さの醸し出す気恥ずかしさが消え失せる所まで行っている物語は極めてかっこいいわけで。